第8次派遣(11/17)

今回は、バス部隊とレンタカーの足湯部隊で、午前午後ともに合同の活動をしました。また足湯部隊は、午後の活動後に足湯サロンを開催しました。

<活動概要>

 今回、午前午後ともに活動したのは五福谷(ごふくや)地区です。この地区でも2m以上の土砂が流れ込み、家屋の一階や田畑が土砂で埋まるといった甚大な被害の様子が見受けられました。

 午前中は二か所に分かれて活動し、[1]道路脇に1mほど積もった泥のかきだし、[2]家周りに1mほど積もった砂のかきだし、家周りに散乱している畳や木材などの収集、家屋内の清掃を行ないました。また午後からは、地区内でもさらに被害が大きな家屋へ全員で移動し、家周りに積もった土砂と木材、金属、プラスチック等の分別、布団や冷蔵庫等の運びだしなどを行ないました。

 足湯部隊では、午後の活動後、舘矢間小学校避難所で足湯サロン活動を行ないました。こちらの活動は、先週に引き続いたもので、足湯だけでなく、子ども達の遊び相手もさせていただきました。

 今回訪れた五福谷地区は、上林東地区と同様に大きな被害を受けており、丸森町内における被災した地区の多さとその広域性を感じる活動でした。また今回は、ご自身も被災しながら家族親せきや友人の手伝いにかけつけた方がたと一緒の作業となり、「当然のように助けあう」という心意気に触れる機会にもなりました。

 

<参加学生の感想>

「実際に行ってボランティアをして知ることは多かった。作業は果てしなく感じ、もし自分の身に同じようなことが起こったらと考えると、ショックだった。ボランティアの力は大きいと感じた」(法学部3年)

「災害から1ヶ月。率直に言うなら復興が進んでないことに驚いた。仮設住宅などすでに出来上がってるものも思っていた」(文学部3年)

 

<住民の方の声>

「仙台の子ども宅へ避難しているが、毎日戻ってきて片付け作業をしている。(大工の)仕事道具は土砂に埋もれて使い物にならなくなった。ボランティアの方に掘り出してもらったはいいが、どうするか…。こんな状況になるとは思ってもみなかった」

「(発災からしばらくは)なんもやる気が起きなかった。何からやればいいかわかんなくてさ。ウチのじゃないの[流れてきたもの]もある。終わるのかな、これ」