北海道胆振東部地震

北海道胆振東部地震

2018年9月22日〜24日、北海道・むかわ町でボランティア活動を行いました!

【1日目】9/22

9:00 新千歳空港着、車を借りてむかわ町へ

10:30ごろ むかわ町ボランティアセンター

(受付時間は10:00まででしたが、お願いして作業に入らせてもらいました)

10:40〜15:00 個人経営のホームセンターのような商店の片付け。地震で散らばったネジやクギを種類別に分ける作業をしました。

 

この日はわたしたち含め、7人のボランティアでちいさなネジやクギを仕分けしました。それでも1日で終わる量ではなく、だんだんコツがつかめてきた(どのクギとどのクギが同種類かわかってきた)ころ終了となりました。

 

活動先の商店さんは営業を再開しており、お客さんもかなり出入りしていました。ネジやクギなどの細かいもの以外は大方片付いていたようで、地道な作業を数時間行いました。連日ボランティアさんが入って片付けをしていたようです。

 

次のボランティアさんもコツがつかめてきたころ終了になってしまうのではないか、できることならわたしたちが明日も来たい、と思いましたが次の日は休業日のため叶わず。ボランティアセンターの方でうまく引き継ぎできていることを願うばかりです。

(個人情報保護のため活動先での写真撮影禁止でした)


 

【2日目】9/23

7:00 札幌発

9:00 むかわ町ボランティアセンター着

10:00〜ボランティアのマッチング開始

10:30〜15:00

2日目はふた手に分かれて活動しました。

 

①住居のかたづけ

美容師さんの住居兼店舗の片付け作業でした。まだまだ美容師として現役でしたが、地震で家が壊れてしまい廃業を余儀なくされ、引越しのため捨てるものと残すものを分けてほしいとのことでした。

家族のアルバムや、美容室で長年使ってきたであろうハサミなども廃棄されていました。83歳のおかあさんと娘さんで「これはいる」「これはいらないね」と、手際よく仕分けられていましたが、社協の方曰く前日までの作業は捨てるか捨てないかで紆余曲折あったようで…。家の中の作業で生活が垣間見えるぶん、身につまされる思いがしました。

この日の作業でかなり終わりが見えてきていたと思います。

 

②農家の納屋のかたづけ

活動内容は、農家の納屋で散乱した物の搬出。7人体制で約3時間活動しました。そして、今回初めて活動のリーダーを務めさせて頂きました。

砂塵が舞い上がる炎天下(とは言っても22度)中の作業は非常に大変でした。運び出した物の大半が金属製品だったこともあり、3時間の作業で体が悲鳴をあげました。

搬出作業は完了しましたが、仕分け・処分にはもう少し時間がかかりそうです。


【3日目】9/24

午前中からむかわ町の指定避難所「四季の館」で足湯・傾聴ボランティアを行いました。NPO法人レスキューストックヤード、札幌市立大学、じゃがネットと共同で行うことができました。

 

多くの方が足湯ボランティアを行うのは初めてで、まず初めに東北大の学生が足湯講習を行いました。

避難者の方に足湯をしたのは10時〜12時、13時〜15時。とても短い時間でしたが、12名の方に足湯をすることができました。

以下は足湯をしている際に避難者の方が話してくださったことの一部です。

 

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こんなに長く生きてきて初めてだ。何がおったかわからなかった。(80代女性)

 

家の片付けはまだまだだけど、ボランティアの人に手伝ってもらうと、捨てられてしまって、あとでお父さんに怒られるから、息子と二人で行うしかないの。(80代女性)

 

今日足湯が来ると聞いて待っていた。食べるもの、入浴には困っていない。家に帰りたいが、すぐに帰られる時状態ではない。(30代女性)

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家屋の被害や屋内の被害などの目に見える被害は当然大きかったのですが、精神的な疲労や心に負った傷も大きく、支援が必要とされていることを痛感しました。また、東北地方で行なっている足湯活動の経験を緊急災害支援に役立てることができ良かったと思います。

 

その後もレスキューストックヤード、札幌市立大学、じゃがネットは活動を継続しています。SCRUMの今後の活動は未定ですが、1日も早い復旧に貢献できるよう支援していきたいと思います。

 

※今回の活動はYahoo!基金さんの助成金により行いました。